いちごの苗作り 2009-06

ただいま、来シーズンに向けて新たな苗作りに取りかかっています。
昨年に引き続き、ナイヤガラ育苗での栽培です。





 写真はさがほのかです。2枚目の写真に花が咲いているのが見えるかと思います。
従来のいちごの品種は、一日の寒暖の気温差が大きいと花芽がとまります。(※花芽がとまる=つぼみができる)しかし、さがほのかは品種改良によって気温差が小さくても花芽がとまりやすく実にまで成長することがあります。なので、名前の通り佐賀で作られた品種なのですが、さらに南に位置する鹿児島でもとても作りやすいのでいちご農家の大半がさがほのかを作っています。


 ただ・・・

 作りやすいとはいえ、鹿児島県民としては鹿児島で作られたいちごを作りたい!もっといいものを作りたい!と、さつまおとめを作っています
さつまおとめも粒が大きく発色もとても鮮やかな品種です。
 ですが、近年気温の上昇に伴い病気が出やすく、苗を育てる過程で枯れてしまうので生産者も年々少なくなってきました。
(※付け加えておきますが、この病気というのはいちごの風邪のようなもので、しかも小さい苗の状態の時に枯れてしまうだけです。人間も子どもは風邪にかかりやすいのといっしょです。人間には全く影響はありません。)

 話をもどして、
 さつまおとめに続く、鹿児島産の丈夫で今の環境にも適応するようないちごがあればと願わずにはいられません。

 農業試験場の先生がた・・・



 がんばってください!!!



それまでは甘くて大きいさつまおとめを作り続けます!!!!