いちごの苗作り 2011-7
鹿児島は梅雨も開けましたね。
片平観光農園では、来年の苗づくりを順調に進めています。
いちごはランナーと呼ばれる、根元からつるのようなものがでてきて、その先に苗がついていきます。
しかも、最初に苗が芽吹いたあと、その苗はまたランナーを伸ばしてまた節をつくるように苗が芽吹きます。
それを4節目(うちでは、最初に出た苗たちを先端のほうから順に、「太郎」「次郎」「三郎」「四郎」と呼んでます。太郎が一番最初に芽吹くので、一番立派で大きい苗に育ちます。)まで出た時点で切り離しの作業を行います。
芽吹いた苗には、葉っぱはもちろん、根も出てきて、土の上で栽培するときにはそのまま地面に根をはります。
ナイヤガラ育苗法では、根も宙に浮いた状態になるのでほっとくと干からびて育ちません。そこで吸水ポリマーを含んだ綿を手作業でつけていきます。
この作業を、6月10日から始めました。
そして、親の苗と「太郎」の間を切り離して作業小屋に運び、そこでポットに植えやすいようにランナーを適度な長さを残して整え、大きさごとに揃えて仕分けしていきます。
この作業は、6月28日から取り掛かりました。
なぜ、大きさを揃えるかというと、ポットからいちご畑に植え替える際、適度な大きさになってから植えたほうがいちごがよく育つので、その大きさに育てるのに時期をずらしたりと管理がしやすいからです。
このあと、7月4日に全部のポットへ植えつけが完了しました。
この作業は梅雨の時季に済ませないと、あっという間に根が乾いてしまうので、終わってほっと一息です。
これからまた来年のいいいちごがなるように、育てていきたいと思います。